Mailman - The GNU Mailing List Management System
Copyright (C) 1998,1999,2000 Free Software Foundation, Inc.
59 Temple Place - Suite 330, Boston, MA 02111-1307, USA
これは Mailman 2.0beta5 の INSTALL を菊地@高知大が和訳したものです. 誤訳があるかもしれないので,必ず原本(英文)を参照してください.

このファイルには Mailman のインストール方法が載っています. Mailman は標準の GNU autoconf ソフトウェアを使って設定されます. まず最初に,以下のセクションで概説されているようにシステムを セットアップしてください.その後,Mailmanソフトウェアを設定し インストールしてください.

重要

crontab の設定をするところがありますので, 特に注意してください. この設定を忘れるとMailmanは動きません.

バージョンアップ

Mailman をバージョンアップするのは,既存のバージョンを上書きして新しい バージョンをインストールするのと同じくらい簡単です.しかし, バージョンアップの前に UPGRADING ファイルに書いてあるノートを読んでください. 重要な情報があります.

0. インストールの必要事項

システムには Python インタプリタがインストールされていなければなりません. 現時点で,Python 1.5.2 以降のバージョンが必要です.しかし、 最新の安定版 Python 2.1.3 または 2.2.1 を推奨します. Python のソースまたはコンパイル済みバイナリを取得するには Python のWebサイト
http://www.python.org/
を訪ねてください.

セキュリティ向上のために用いられている wrapper プログラムを構築する ためには ANSI C コンパイラーが必要です. GNUのCコンパイラ gcc 2.8.1 以降のバージョンでうまくいきます.Gcc を取って来るには,

http://www.gnu.org/
を訪ねてください.

1. システムセットアップ

このセクションのステップを実行するには root になる必要があります.

Mailman ソフトウェアのインストールの前に,特定のユーザとグループを 追加登録することでシステムの準備をする必要があります.

これで,Mailman ソフトウェアの設定とインストールの準備ができました.

2. configure の実行

下にある,--with-mail-gid と --with-cgi-gid のオプションに特に注意. 多分これが必要になります

このセクションのステップを実行するには root になる必要はありません. 自分自身の login でやるか,普段ソフトウェアのインストールに使っている アカウントでやってください.

けれども,目的のインストールディレクトリに書きこみ許可があることを 確認しておいてください.また,そのファイルシステムに setgid ファイルを 作る許可も必要です.(NFS やその他の ファイル・マウントでは setgid の設定を禁止することができます)

3. インストールのチェック

インストールした結果正しい許可とグループ設定ができているかチェックする ために,check_perms スクリプトを実行してください. もしここで問題が報告されなければインストールが正しくできた可能性 が高いです :) もし問題があれば,手で直してインストールをやり直すか, または,check_perm を使って問題点を修正する(こちらの方が多分簡単でしょう) ことになります.

4. 最終システムセットアップ

おめでとう!Mailman ソフトウェアのインストールが完了しました. しかし,実際に全てをうまく動かすには,Mailman を WebサーバとMailシステムの 両方に接続しないといけません.

5. Mailman のカスタマイズ

以下の作業は上のセクション2でMailmanをインストールしたときのユーザに なってやってください.

6. さあ,始めよう

(訳注:自分では3つのシステムにインストールして,3回ともここで エラーになりました.ですから,うまくいかないからといってあきらめずに 以下の項目をチェックしましょう.)

7. トラブルと対策

もし,Mailman の実行で問題が発生したら,まず以下の「一般的な問題」のセクションを チェックしましょう.もし,問題がそこに含まれていなければ,FAQ と FAQ.LINUX のファイルをチェックしてください.それから,システムの syslog に Mailman からのログが入っていないかもチェックしましょう.

あなたのマシンでの syslog の所在はマシンによって変わります./var/log/maillog にあるかもしれません./var/log/sylog の可能性もあります.多くのマシンでは /var/log の代わりに /adm/log に syslog ファイルが住み着いています.

もし,エラーに遭遇したら,エラーレポートを mailman-users@python.org に 送ってください.その中には 問題を起こしたとき,あなたが何をやったか 説明を入れてください.また,syslog から関係する行をコピーしてください. また,あなたのオペレーティングシステムと Pythonのバージョンの情報も 入れてください. (訳注:もちろん英語です.)

8. 一般的な問題

問題: Mailman の Webページが全て 404 File not found エラーになります.
解決法: Web サーバの設定で Mailman の CGI コマンドを正しく扱える ように設定できていません.以下を確認:
  1. Webサーバで $prefix/cgi-bin に正しい permission を設定する.
  2. Webサーバを正しく再起動する.
Webサーバのドキュメントをよく読んでどうしたらよいか調べてください.
問題: Mailman の Webページが全て "Internal Server Error" になります.
解決法: 間違った GID または UIDを使って CGIスクリプトを実行しようと している可能性があります.syslog をチェックしてください. 例えば,以下のような行があったら,
   Attempt to exec script with invalid gid 51, expected 99
Mailman を再インストールしなければなりません. インストールのセクションで書かれたようにして $CGI_CGI を 51に指定してください.

(訳注: ログは Web サーバの error_log に出ているかもしれません. 再インストールは ./configure --with-cgi-gid=51 ... と make install でできるはずです.他に問題が無ければですが.)

問題: メールをリストに送ったら,リストが見つからないというメールを 受け取りました.
解決法: 多分,システムの alias データベースに必要な alias を 追加していなかったのでしょう.alias は newlist コマンド を実行したときに出てきます.もし実際に追加していたら, newaliases を実行して alias データベースを更新していなかった のかもしれません.上のセクション5をもう一度読んでください.
問題: リストにメールを送ったら,"unknown mailer error" が 帰ってきました.
解決法: メールシステムで間違った GID または UIDを使っている可能性が あります.syslog をチェックしてください.次のような 行があったら,
   Attempt to exec script with invalid gid 51, expected 99
Mailman を再インストールしなければなりません. インストールのセクションで書かれたようにして $MAIL_CGI を 51に指定してください.Postfix については次の問題も 見てください,デフォルトではこのような問題が発生します.

(訳注:エラーメールの中に書かれているかもしれません. ./configure --with-mail-gid=51 ... make install で 修正します)

問題: 私は Postfix を MTA に使っています.そして, mail wrapper プログラムは GIDが違っていると不平を log に残します.
解決法: Postfix の main.cf 設定ファイル内に, "alias_maps" という名前で, Postfix 用に別の aliases ファイルを作ってください. ファイルは mailman のホームディレクトリのどこか あるいはどこでも mailman が書きこめるところに置いてください. mailman ユーザになって Postfix の "postalias" コマンド を alias file について実行します.
% postalias <the alias file>
さらに,mailman で,
% python -c'import os; print os.getgid()'
を実行します.これで mailman プログラム が mail wrapper 実行の際に 使うべき グループ ID が出力されます. これを "thegid" としましょう.次のようにして mailman を再構築してください.
% ./configure --with-mail-gid=thegid
問題: リストにメールを送ると, "sh: wrapper not available for sendmail programs" というメールが帰ってきます.
解決法: あなたのシステムでは sendmail restricted shell が使われて います.メール wrapper ($prefix/mail/wrapper) から smrsh で実行が許可されているディレクトリへシンボリックリンクを 張る必要があります.一般的にこのディレクトリは /var/admin/sm.bin, /usr/admin/sm.bin 又は /etc/smrsh などに設定されています. Debian linux ではシステムは /usr/lib/sm.bin を作成 しますが,これは間違っています./usr/admin/sm.bin を 作ってそこへリンクを作成する必要があります. 注:newaliases が吐き出すどの alias も wrapper への 安全なリンクを指す必要があります.
問題: configure を呼び出すときに散らかしてしまいました. 掃除をして再インストールするにはどうしたらいいですか?
解決法:
% make clean
% ./configure --with-the-right-options
% make install

日本語Mailmanのテストページ * tkikuchi--at--is.kochi-u.ac.jp